東京駅は新橋~上野間の高架鉄道の建設に伴って大正3(1914)年のこの日に開業。
明治22(1889)年に立案された計画が資金不足や日清日露戦争などで中断、
同41(1909)年にようやく着工され、6年半の歳月と280万円(当時)の費用をかけて完成した。
丸の内駅舎は辰野金吾らが設計したことで知られるが、
昭和20(1945)年の空襲でドーム型屋根などが破壊され、
戦後の同22(1947)年に2階建てに規模を縮小して再建される。
永らく仮の修復姿で営業し続けられたが、
平成19(2007)年5月からドーム型屋根を持つ当初の姿に復元する工事が始まり、
同24(2012)年10月に完成。
写真は夜の東京駅。
1枚目は丸の内南口、2~3枚目はKITTE(東京中央郵便局)屋上庭園から撮影。
間近から丸の内駅舎の全景を見下ろせる絶好のスポット。
日中も悪くないが、薄暮のライトアップされた東京駅は幻想的だ。
KITTEは東京中央郵便局の低層部を部分保存した高層駅ビルだが、
4階に旧局長室があり、その窓からも丸の内駅舎が望める(4枚目)。
東京中央局は全面的に高層化で建て替えという話だったのを、
当時の総務相だった鳩山邦夫が阻止、
最終的に外観を残す部分保存という形で落ち着いたというのは有名な話。
KITTEの内装は隈研吾の設計によるもの。
天井まで続く中央の三角形状の吹き抜けが特徴的だ。
写真右が保存された部分(5枚目)。
KITTEの低層部が昭和6(1931)年竣工の旧東京中央郵便局舎。
設計は逓信省の技師・吉田鐵郎(6~7枚目)。
新丸ビル7階のデッキから撮影(8枚目)。
ここは日曜除き深夜4時まで開いているという。
東京駅の向かいに面しているので、こうしたライトアップされた丸の内駅舎を臨めるのがいい。
(2022.01.20撮影)
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